オスの胸の中で消えていった小さな命。
詳しい経緯は誰にもわからない。
母猿が出産で死んでしまったのか
出産を受け入れる事が出来ない母猿に、育児放棄されたのか
4日ほど前から、このオスは赤ちゃんを抱いていたらしい
赤ちゃんも最初はしっかりとしがみついていた
しかし、お乳を与える事が出来ないため
しかし、お乳を与える事が出来ないため
赤ちゃんは衰弱、そして死んでしまった。
それでも、冷たくなった亡骸を離さず、抱き続けるオス。
どこへ行くにも、しっかりと抱えて移動する
餌を食べるにも片手で大変そうだった
いつもは、子猿を蹴散らす乱暴者なのに…
餌を食べるにも片手で大変そうだった
いつもは、子猿を蹴散らす乱暴者なのに…
じっと何かに耐えているような表情
彼はわかっているのだろうか
抱える子が、二度としがみ付いて来ない事を…
2011年5月14日 波勝崎苑
0 件のコメント:
コメントを投稿