静岡県東部で8月下旬から117人のケガ人が出た「かみつきザル騒動」
捕獲後は三島市にある
「楽寿園」にて飼育されています。
殺処分から救われたのは、三島市の市長さんの判断だと伺っています。
被害にあった方は、複雑な思いかもしれませんが
私的には、いやいや~静岡の人は、なんて器がでかいんだと
感心するばかりでした。
世の中捨てたもんじゃないねぇと
ほっとして、温かい気持ちになったのでした。
しかし、この事件…
人間の無責任な行動が原因?
このおサルさんがメスだと知って、益々怪しいと思うのでした。
おサルさんのオスは5歳ほどになると、生まれた群れを離れます。
中には、ずっと居座るおサルさんがいると話を聞いた事もありますが
大半は離れます。
なので、絶対オスのハナレザルだと思っていました。
それが、今回捕獲されたおサルさんはメスです。
え~!なんで~?
この大きさで群れからはぐれるには、違和感を感じます。
おサルさんの群れは母系社会。
メスは生まれた群れで一生を過ごすので
不思議でなりません。
そこで思い浮かぶのが、プロレス団体のサル虐待事件
http://www.alive-net.net/companion-animal/gyakutai/saru-gyakutai.html
虐待されていた、このおサルさんもメスです。
逃げ出しては人に怪我を負わせていたそうです。
もしかしたら、この事件同様、違法でペットとして飼われていたのに
大きくなって、暴れて始末に終えなくなり捨てられた?
放り出されたおサルさんは、ずっとずっと不安で
家に帰りたくて、でも怖くて…
だから、山へ帰る事もなく市街地をさまよい
人に抱きついては噛む事を繰り返したのではないのでしょうか?
ん~あくまでも憶測です、真実は謎のままです。
慣れない環境のせいか、ストレスが多いようで、自分で自分の毛をかなり抜いてます。
落ち着きも無く、せわしく動く中、たまに金網越しに隣の敷地に居るポニーを
ぼんやり眺めている姿が哀愁を漂わせていました。
多くの人に可愛がってもらえるよう
ただいま名前を募集中です。
http://www.city.mishima.shizuoka.jp/rakujyu/contents/animal/name.htm
楽寿園は、なかなか居心地のよい場所でした。
今は菊まつりをやっていて、見事な作品が堪能できます。
このお城の屋根の部分も、これから赤い菊が開花します。
相方は、アルパカちゃんのフワフワを触って嬉しそうでしたよ(o^-^o)
2010年11月2日
三島の楽寿園